【妊活記録1】 はじめの一歩
こんにちは、ひじきです。
今回は、妊活と向き合おうと決心してから、実際に病院を受診するまでの話を書きたいと思います。
2022年1月
仕事を辞めてから半年が経っても、はじめの一歩が踏み出せずにいました。
前回のブログ【きっかけ】でも書きましたが、肥満・生理不順・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の私は、すでに自分の体に問題があることを分かっていました。「あなた妊娠できませんよ」そういわれるのが怖くて、仕方ありませんでした。
2022年1月、以前母から「市の無料がん検診の通知がそのままとってあるよ。コロナで1年延長されたから、まだ間に合うよ」と渡された封筒をそのままにしていたことを思い出しました。受診クーポンの期限は2022年3月まで。
「まずはがん検診を受けてみよう。ついでに相談できたらしてみよう」
仕事を辞めて8か月後、ようやく重い腰を上げて産婦人科を受診することにしました。今思えば、がん検診の通知書を捨てずにとっておいてくれた母に感謝です、ありがとう~。
病院は、家からなるべく近くの病院を何個か検索してホームページ確認して、先生の顔をチェック!(写真写りなんで関係なのですが、できれば優しそうな先生にお願いしたかった...)結局、家から15分歩いたところにあるクリニックを選びました。
2022年3月中旬 雨降り
「今日こそ行こう」そう思って一日を過ごして、時間は18時。外は雨。天気からも見放された気分になりながら、やっとの思いで病院に行きました。
受付でがん検診の旨を伝えて問診票を記入しました。が!受付のおばちゃんがなんとも感じが悪いのです(笑)一言でいえば、威圧感!(笑)こちらは不安な気持ちで受診しているのに...(怒)
イライラを抑えながら問診票に体の状態(生理周期・おりもの量・色・妊娠の有無など)を記入して「その他 相談したいこと」の欄があったので「月経不順」と記入しました。
待つこと5分...「診察室へどうぞ」と看護師さんが呼びに来てくれました。ドキドキしながら診察室へ入ると、待っていたのは”おじいちゃん先生”!しかし、こちらには目もくれず、問診票とにらめっこすること数十秒...小さくかすれた声で「もう何が本当の生理か出血か、わからなくなっているんだね」と言われました。
すぐそのあと、診察台で内診を受けました。その間の心拍数はものすごいことになっていました(笑)心臓の音が飛び出るほどの緊張、おそらく血圧も上がっていたでしょう(笑)
内診中、おじいちゃん先生が、またもかすれた声で「あぁ...」と言いました。その瞬間、何か良くないことが起こっていることを察しました。
すぐにまた診察室へ移り、エコー写真を見せてくれました。「んー...排卵していないね。これが卵巣なんだけど、卵子がこんなに小さいのね。内膜もすごく薄くなっているから、ホルモンがほとんど出ていないね。それと、子宮筋腫があるね、サイズはそんなに大きくないけどね。念のために、子宮体がんの検査もしたほうがいいね。検査は1週間後に出るから、その頃にもう一度来てね」
一度にたくさんのことを言われたので「はい」と頷くことしかできませんでした。
ガン・子宮筋腫...
一瞬にして、その不安が襲い掛かってきました。
「ありがとうございました。」そう言って待合室で会計を待っている間に、「私、”子ども”の話以前に、ガンかもしれない」 そういう気持ちが頭でいっぱいになっていました。
冷静なふりをして会計を済ませた後、帰りの車の中で滝のように涙があふれてきました。「怖い。不安。悲しい。情けない。」いろんな感情があふれてきました。(これまで病気もほとんどせず、風もほとんどひかず、病院というところにあまり縁がない人生だったので、余計にショックが大きかったのかもしません)
ようやく踏み出したはじめの一歩は、一瞬にして波にさらわれてしまったような悲しい一日になってしまいました。
次回は、ドキドキの検査結果について書いていこうと思います。
ひじき